南校の松
南小松島小学校の校門をくぐると,緑豊かな見事な枝ぶりのクロマツがあり,学校のシンボルとなっています。樹齢は150年から200年と見られ,幹回り約2メートル,高さ約6メートル,枝の広がりは約10メートルにもなっています。
形を富士山型にせん定して整え,下の写真のような美しい姿を見せています。

南小松島小学校は,大正14年に,小松島小学校第2部として発足しました。そのときに本校(旧小松島小学校分教場)から,この松も移植されたそうです。植え替え作業には,地域住民が総出で行い,この松を荷車に積んで引っ張っていく長い列ができたそうです。
この松を地域,学校,市が協力して,保存に努めています。毎年,業者によるせん定や消毒などの手入れを欠かしていません。さらに昭和60年には,児童たちが2年間で採集した石を使って,松の周囲を石畳で整備しました。
卒業式には,この石畳を通って松に見送られながら,卒業生が保護者の方と門出をしていきます。平成8年度には,この松に児童が名前をつけようという全校集会が催され,児童の中にも伝統ある松を大切にしようという気持ちが育ってきています。
伝統ある松の姿が「強く正しい心で生きよ」という南校の「松心」の精神を生みました。これは,自然や生き物を大切にしようとの気持ちにもつながります。その心は児童の花いっぱい運動で花を咲かせました。全国花いっぱいコンクールの内閣総理大臣賞をはじめ,県最優秀賞など数々の賞を得ました。
今日も南校の松は,児童を見守りまた年輪を刻みます。
登録日: 2005年8月4日 / 更新日: 2005年9月5日



